推薦：永井豪的經典漫畫《惡魔人》
本篇文章含有大量漫畫重要情節。
首次接觸的永井豪Go Nagai（本名 永井潔 ながい きよし）作品，是三台時期播放的動畫「無敵鐵金剛」（マジンガーZ / 魔神Z），成年以後才知道永井豪還創作了許多知名作品，其中1972年出品的漫畫版「惡魔人」Devilman (デビルマン)連載初期只是平凡的奇幻作品，連載中後期時，故事背景從日本擴大到美國與蘇聯，開始深刻討論人性黑暗面，成為20世紀的漫畫經典。
漫畫版惡魔人目前由「原動力亞細亞有限公司」出版，共5集，不得不佩服這間公司的勇氣，因為該作的畫風以現在的標準來看，相當粗曠，劇情從第4集才開始白熱化，所有的「哏」與謎團直到第5集才一次釐清，如此吊胃口的漫畫實在不像是能在台灣大賣的作品。台版漫畫封面設計相當搶眼，由黑、銀、白三色構成，並貼上「限制級未滿18歲不得購閱」紅十字貼紙，內頁則是高成本的純白色用紙，單冊售價因此有些偏高。
第1集：
男主角「不動明ふどう あきら」是個性溫和愛看書不善與人鬥爭的高中生，因父母到國外工作，寄宿到父親朋友家，轉校與父親朋友的女兒「牧村美樹まきむらみき」就讀同一高中。
「飛鳥了あすか りょう」是不動明轉校前的高中好友，父親是考古學家、母親是外國人，有一頭金髮。其父在考古時發現一尊惡魔頭石雕，戴在頭上透過石雕之眼，會看到遠古地球充斥惡魔的歷史幻象。
遠古的惡魔是地球的先住民，心中無愛，為生存不斷併吞獵物，身體因融合各種生物而顯得奇形怪狀。為研究惡魔思想，考古學家找出方法與惡魔合體，卻受惡魔影響差點殺了兒子「飛鳥了」，最後為抑制破壞衝動，考古學家自殺了。飛鳥了因父自殺深受打擊，讀了父親筆記，得知沉睡已久的眾多惡魔已漸漸甦醒，計畫從人類手中奪回地球。
充滿危機感的飛鳥了帶著獵槍去找不動明，告知父親的研究，希望不動明一同對抗惡魔。根據父親的筆記，心地善良的人與惡魔合體後可佔有惡魔強大力量而不喪失理智，成為半人半魔的「惡魔人」。「惡魔人可以為了人類與惡魔對抗！」飛鳥了只信賴善良的不動明，並央求不動明透過嗜血儀式成為惡魔人。為了好友飛鳥了，不動明決定成為惡魔人、為人類而戰。嗜血儀式過後，不動明順利與最強的惡魔勇者「安蒙 Amon」合體（漫畫「惡魔人啟示錄」將解釋為何安蒙是最強的惡魔），但飛鳥了卻在儀式中受重傷住進醫院。
第2集：
寄住在牧村家、成為惡魔人的不動明，從文弱書生變成面帶殺氣的男子漢，原本對不動明有好感的牧村美樹變得更加喜歡不動明。活潑的美樹總是黏著不動明、釋出好感，無形中也抑制不動明心中的惡魔殺意，是安撫不動明的一股重要力量。
傷重的飛鳥了以不可思議的速度康復，不知何種緣故，當不動明身處危機時，還可感應到不動明的位置、前往支援（飛鳥了感應不動明的能力，將在漫畫「惡魔人啟示錄」中得到解釋）。
甦醒的惡魔們如同飛鳥了的猜測，將魔爪伸向人類。為防止擁有安蒙之力的不動明壞了好事，惡魔「妖鳥死麗濡」（Silene / シレーヌ / Siren, the demon bird）向牧村美樹的家進攻，與不動明大戰一場。死麗濡在不動明及飛鳥了聯手下居於弱勢、處於瀕死邊緣，愛慕死麗濡美貌的重裝四足惡魔「卡因 / 鎧因 / Kaim」犧牲自己的意志，與死麗濡合體、將生命力灌注給死麗濡，但還是失敗輸給了不動明與飛鳥了。
第2集似乎為了服務讀者，出現多次牧村美樹的出浴鏡頭。女性形象的妖鳥死麗濡也毫不避諱地裸露出乳房，下半身更僅以惡魔自身的皮毛覆蓋下體。仔細想想，惡魔本來就不受道德約束不必著衣，全身赤裸在這部作品中反而顯得合理。
第3集：
飛鳥了觀察四週行跡可疑、偽裝成人類的惡魔，再通報給不動明，讓不動明消滅，兩人以此模式合作。某次，飛鳥了追蹤到偽裝成上班族卻吃掉妻女的惡魔，盛怒之下飛鳥了失去了意識，清醒時卻發現惡魔消失、只留下地板上惡魔的焦影，似乎是飛鳥了自己將惡魔給燒焦了，但無記憶的飛鳥了卻無法解釋自己是如何辦到的（此處已開始暗示飛鳥了具有另外的身份與能力）。
惡魔魔爪伸入校園，不動明解救了被惡魔攻擊的不良少年木刀政、刀片鐵（カミソリ鉄）、匕首六（ドス六）、手指虎錠（メリケン錠）、鐵鍊萬次郎（チェーン萬次郎）等人，順利成為好朋友。本集還出現噁心透頂的經典惡魔「人面龜ジンメン」，及被身體被惡魔附身會噴出毒液、但仍保有理智的女學生扒手「美子 ミーコ」。美子是繼不動明之後，漫畫中第二個出場、擁有惡魔之力卻維持理智的「惡魔人」。
人類被惡魔附身的情況越來越多：心無邪念的人在保有理智時，若被惡魔強制附身，人 / 魔會產生排斥反應，兩者都會死亡（惡魔須在人心有邪念時才能順利附身）。
飛鳥了終於恍然大悟，惡魔不論人心是否理性或心懷惡意、頻繁地進行附身攻擊，是希望人類開始懷疑四週是否有他人被附身，進而發生類似16世紀「獵殺魔女」的暴動、自相殘殺、最後毀滅。因為缺乏互信，到最後，人類的敵人還是人類。
如飛鳥了所預測，烈寧格勒發生惡魔附身事件，蘇聯政府不得已下對烈寧格勒發射原子彈，並宣稱該項行動「沒有違背人道精神」，原本用來保護人類的武器反而成了毀滅人類的工具（漫畫「惡魔人」的連載是在70年代，這段劇情或多或少也反映了冷戰時期，從屬於美帝的日本人對於蘇聯的恐懼）。
不動明從報紙讀到「美子」的新聞，得知自己不是世上唯一的擁有理智與惡魔之力的「惡魔人」，心中充滿希望，決定搜尋同伴組成「惡魔人軍團」保護人類。飛鳥了卻警告不動明，人類已開始自相殘殺，不動明將會夾在人魔之間、兩面不是人。
日本天空出現超出大的惡魔之首領，「惡魔王芝諾 / 謝儂 / 悪魔王（大魔王）ゼノン」，正式對人類發出開戰聲明，悲觀的飛鳥了叫不動明別參戰，以卵擊石只是不愛惜自己生命，人類無法戰勝惡魔。
第4集：
美國的米賽爾將軍被惡魔附身，對蘇俄發射核彈，美國總統急忙打電話給莫斯科市的蘇聯總統，告知不是自己下令發射核彈，希望蘇俄進行攔截，殊不知蘇俄總統已被惡魔附身，希望挑起戰爭，故意回嗆美國總統說「蘇俄不想攔截核彈，蘇俄也會以核彈回擊美國，美國別想自己趁亂坐大」，接著下令往太平洋鄰近國家發射無數枚核彈，第三次世界大戰一觸即發。
蘇聯發射的核彈突然在太平洋上空消失，莫斯科市也被神秘的光球籠罩而溶解，核戰危機解除了。美軍前往莫斯科偵查的戰機也受光球波及而溶化，唯一成功返航的戰機，駕駛員走下飛機後也化為一堆鹽巴，美國軍方猜測，光球是神的硫磺之火，人類在毀滅前一刻，「神」出手援助了。
日本方面，不動明為了抵抗惡魔，不顧飛鳥了的阻止，變身為惡魔人硬是出戰獵殺惡魔，但被惡魔「精神珍妮 / 賽可傑尼Psycho Jenny(or Genie)」的精神攻擊影響而昏迷，落入一群惡魔手中。惡魔聽從大魔神撒旦（其位階更高於惡魔王芝諾）的命令，不但沒殺害不動明，還將昏倒的不動明送回飛鳥了的住處。飛鳥了還以為是其他的「惡魔人」救了不動明。飛鳥了看著電視轉播衛星拍攝的莫斯科市光球影像，不知觸動了什麼樣可怕的回憶，竟害怕地發抖、哀嚎起來（對於人類大規模的自相殘殺感到恐懼？或是飛鳥了潛意識對於神的力量感到害怕？無從得知）。
日本政府堅禁了「美子」及許多惡魔，在雷沼教授主持的「北海道生物料學研空所」進行分析，並成立「惡魔特別搜查隊」，執行任務、搜尋並摧毀可能混在人類中的惡魔，「狩獵魔女」的活動在20世紀又開始了。飛鳥了不禁苦笑，人類正如自己所預測般走向毀滅。
雷沼教授在電視發表研究結果，認為人類累積負面思想，最後導致身體變形，結論：惡魔原本就是人類轉化而成的。「狩獵那些對社會不滿的人吧！」這番發言又讓人類社會更加缺乏互信，各國的弱勢族群都被假想成心懷不滿、極有可能變成惡魔的人。美國人追殺印地安人，德國人追殺猶太人，阿拉伯國家變本加厲追殺游擊隊反叛份子、白人獵殺黑人…國與國間雖無核戰，取而代之的卻是各國的內戰，世上已沒有和平的國家，著批鬥大會的戲碼隨處可見，任何人都有可能無端被親友指控為惡魔而處決掉。
不動明在亂世中，受到不良少年朋友們及一群印度僧侶的幫助，暗中努力解救被惡魔附身但保有理智的惡魔人同伴，打算組成惡魔人軍團，與惡魔對抗。
第5集：
飛鳥了開始懷疑，從不動明順利與最強的惡魔勇者「安蒙」合體擁有強大力量，到人類社會的自我批鬥殘殺，為何自己的猜測總是百發百中？他決定再回到父親的秘密實驗室思考問題的原點，卻在實驗室碰到「精神珍妮」等一群惡魔。「屬下來迎接您了！」精神珍妮對飛鳥了這麼說，開始解開飛鳥了被封印的記憶…。
飛鳥了與精神珍妮接觸後，跑到電視台公佈不動明變身為惡魔人的錄影畫面，揭露不動明寄宿在牧村家的事實。飛鳥了此舉再次加深人與人之間的不信任感：身邊的任何人都有可能是惡魔。牧村伯父雖相信不動明保有人類之心，叮嚀不動明要小心「惡魔特別搜查隊」，但為了自保，還是將不動明趕出了牧村家。
不動明跑到電視台，要找飛鳥了問清楚為何背叛自己。飛鳥了告訴不動明，惡魔們將不再攻擊人類，只會等待人類自取滅亡，讓地球再次回歸為沒有污染的惡魔之星。「活在新時代吧！」飛鳥了坦言自己不想和不動明開戰後離去，此刻不動明終於瞭解，飛鳥了的真實身份是大魔神撒旦 / 大魔神サタン。
對不動明來說，以狩獵惡魔之名、行政治迫害之實、到處壓制異議分子的「惡魔特別搜查隊」才是人類真正的敵人，便帶著惡魔人軍團攻擊搜查隊總部，同一時間，曾收留不動明的牧村家卻被暴民認為是窩藏惡魔，暴民攻擊並殺害牧村全家人。牧村美樹的死打擊了不動明保護人類的信念，人類不再值得保護，不動明活下去只是為了找飛鳥了復仇。
離開不動明後的飛鳥了，恢復大魔神撒旦的真實身份，與屬下「惡魔王芝諾」會面了。原來撒旦在兩年前自地底冰塊甦醒後，為瞭解人類的弱點，要求屬下「精神珍妮」（操控精神的惡魔）封印撒旦自己的記憶，捏造「飛鳥了」的人格，讓「飛鳥了」以高中生身份生活於人類世界中；再虛構飛鳥之父的惡魔研究筆記、假造惡魔頭石雕，灌輸在「飛鳥了」的記憶中，使「飛鳥了」查覺惡魔的存在。自認為是人類的「飛鳥了」對於惡魔的恐懼及猜測，都被惡魔王芝諾和精神珍妮感應，惡魔們籍此得知人類的想法與弱點，擬定毀滅人類的計劃。所以漫畫第1～4集所發生的事都是惡魔們為毀滅人類所演出的一場戲。
唯一的失策就是人類「飛鳥了」愛上了不動明，「飛鳥了」希望不動明與惡魔合體變成惡魔人，也許是潛意識中不希望不動明以人類之軀死於未來的戰亂中：若不動明與最強的惡魔「安蒙」合體，生命力就可以大大增強。惡魔王芝諾向飛鳥了（大魔神撒旦）抱怨，飛鳥了對不動明的莫名情感，導致許多惡魔同伴被不動明所帶領的惡魔人軍團給消滅了。
撒旦無奈的說：因為我是兩性生物啊！此時漫畫正面畫出赤身裸體的撒旦全身，是位12片翅膀的天使（頭上兩片、背上八片、左右小腿各有一片），並同時擁有女性乳房及男性性器（類似達文西作品Angel in the flesh肉身天使）。
飛鳥了 = 撒旦 = 因神剝奪而失去部分力量的「光」之使者路西法 / 路西華 / Lucifer（因此在第2集中飛鳥了有能力燒掉偽裝成上班族的食人惡魔）。
不動明 = 代表「影」的惡魔勇者安蒙。
「飛鳥了」不論如何迷戀「不動明」，光與影無法合而為一，這是神對叛徒路西法的永恆懲罰（此段係漫畫「惡魔人啟示錄」的劇情）
飛鳥了對不動明的情感，有些人認為是男男戀的情節，但某種程度上只是反映撒旦想要回收安蒙力量的慾望：撒旦希望能和安蒙一起對抗神之軍團。根據漫畫「惡魔人啟示錄」的設定，安蒙是第一個被神創造出來的惡魔，因力量太大，被神封印在月球，接著再被神創造出來、生活於遠古地球的惡魔們，力量就比安蒙小多了。另一方面，神害怕背叛天國、具有強大力量的天使路西法躲到地球去，便剝奪路西法的部份力量，這股力量墮落到地球後因故與月球的安蒙合而為一，變成第二代安蒙。失去一部份力量的天使路西法墮落到地球以後則改名為撒旦，也就是後來的飛鳥了。第2集飛鳥了為何會感應到不動明遭受危機？個人認為是因為不動明吸收了第二代安蒙，而第二代安蒙是由撒旦被神剝奪的力量轉化而成，因此「飛鳥了」感應「不動明」 = 「撒旦」感應「撒旦被神被剝奪的力量所轉成的第二代安蒙」。被第二代安蒙附身的不動明，可視為第三代安蒙 或 撒旦的分身。
雖然不希望開戰，飛鳥了（撒旦）還是帶領惡魔，面對不動明（安蒙）帶領的惡魔人軍團，展開一場大戰。戰後，飛鳥了（身上只剩兩片翼，不知是否為戰後受傷所致）躺在不動明身邊，訴說自己背叛神的過程：神創造了天使，也在地球創造了惡魔。惡魔弱肉強食不斷進化引起神的反感，神打算滅掉地球上的惡魔，天使路西法不贊成神輕視生命的作法，便背叛了神、被神剝奪部份力量、墮入地球。路西法後來改名為撒旦、帶領惡魔與神作戰，撒旦勝利了。為迎接下次神軍團的反擊，撒旦在地底冰塊中閉目養神，沉睡兩百萬年，醒來卻發現地球被人類這種生物給污染了（神創造惡魔後企圖消滅惡魔，後來又創造人類），撒旦決定毀滅人類。看到身旁心愛的不動明身受重傷，飛鳥了才知道自己犯了與神一樣的錯誤：任意抹殺生命。不動明氣絕身亡，飛鳥了悲傷流下眼淚，此刻天空出現許多與飛鳥了一樣的天使：由天使組成的神軍團，在「惡魔人」與「惡魔」兩敗俱傷後，漸漸向撒旦逼進…（第5集結束，在1997年漫畫版「女惡魔人」開始連載前，一套5集的「惡魔人」為開放式結局）。
「神」所決定的事是對的嗎？意志薄弱無法互信的人類為了自身安全殘殺同類；被惡魔附身的不動明卻堅強地想保護人類，誰才是真正的惡魔？在神與撒旦的戰爭中，人類不過是夾在中間的犧牲品罷了。此作處處充滿批叛精神。
題外話：雷沼教授不認為人是被惡魔附身而轉化為怪獸。在漫畫「女惡魔人」中，惡魔出現的方式有了改變，如同雷沼教授所言，因人自身的負面思想及慾望而導致人體變形成惡魔（稱為「獸魔人」→已倒閉的「大然」所出版的「獵魔獸女（女惡魔人）」所使用的翻譯）。這兩種惡魔形成的方式都是正確的，既然惡魔 與 人 都是神所創造的生物，即使不被惡魔附身，人也會有變成惡魔的潛力。
如果在市面上無法買到惡魔人的正版漫畫，可在網路搜尋「永井豪吧」或到「 http://tieba.baidu.com/f?kw=%D3%C0%BE%AE%BA%C0 」，有熱心的永井豪fans將惡魔人日文漫畫翻譯成中文，放在網路上供人觀賞，不過網友翻譯的通順度及觀賞的方便性自然會差一點。想看日文版漫畫的人，eMule也可發現「 (コミック) 【永井豪】 デビルマン 全5巻 」的分享檔案（當然這是違法的）。
漫畫版女惡魔人（devilman lady デビルマンレディー）在連載初期，會讓讀者誤認為僅是充滿情色情節的女性版惡魔人漫畫，但連載中後期會發現「女惡魔人」是「惡魔人」的接續作品：與飛鳥了大戰後死亡的不動明，其靈魂在地獄遊走並與女惡魔人「不動珍」相會。女惡魔人劇情轉折與惡魔人相比，有過之而不及，不過對於人性的描述過於偏重情慾的黑暗面，似乎評價不如惡魔人。
衣谷遊繪製的「惡魔人啟示錄」是「惡魔人」的延伸作品，有許多「惡魔人」的補完設定，並加入惡魔人的前傳劇情：先描述「惡魔人」與「女惡魔人」兩部作品中間發生的故事，再以倒敘法回到遠古時代，解釋惡魔勇者安蒙與撒旦的關係。
看完漫畫版惡魔人以後讓我聯想起京極夏彥的小說「姑獲鳥的夏天」，深深覺得日本人非常喜歡玩弄多重人格與喪失記憶的橋段。^_^
日文簡介（摘自http://homepage2.nifty.com/uki~/story.htm）
◆ 第一巻 ◆
主人公「不動明（ふどう あきら）」は、父親の海外勤務に伴い父の友人宅“牧村家”へ居候中。
家族と離れて1人日本にて暮らす少年。（推定、中學生or高校生？）
牧村家長女であるオテンバな“美樹”とは対照的に気の弱い性格の少年。
明の住居移転・転校によって離れてしまった親友「飛鳥了（あすか りょう）」が突然現れる。
飛鳥了の父親、考古學者「飛鳥教授」は焼身自殺を図ったという。
『恐怖の遺產』を殘して彼は この世を去った。自分自身にガソリンをかけて、、、。
遺蹟調査の際、偶然発見してしまった物質（デーモン歴史書）によって
彼（飛鳥教授）は、悪魔（デーモン）は実存していることを知る。
地球の突然の溫度変化、長い長い氷河期を氷の中で眠り続け
今なお地球に現存する氷の世界に閉じ込められていたデーモンが何萬年の時を経て
今まさによみがえろうとしている事実を知ってしまった、、、。
人間が武器を持つように、デーモンは合體能力を持ちみずからの力を増幅。
悪魔と闘う方法はただ一つ。“悪魔と合體”することだった、、、。
しかしそれは、デーモンと合體し、デーモンの能力を手に入れ
なおかつ「人間の心を持ち続けることの出來る」者でなければならない。
心までデーモンとなってしまえば、それは自分自身が悪魔になる事である。
悪魔と合體し、人類を救うことが出來る人間。それは
デーモンの意識を押さえる強い意思、善良で純粋な心を持ち
正義を愛する若者でなければならない！！！
父の遺書に殘された恐るべき事実を受け入れ、デビルマンとなり得る人間として
飛鳥了は、親友である「不動明」を選んだのだ。
みずから悪魔と合體し、心まで悪魔に乗っ取られ わずかに殘っていた
人間の心から“自殺”という手段を取らざるをえなかった父の遺產を
引き継いで欲しいと願ったのである。
悪魔の儀式サバト（夜宴）を経て、不動明はデビルマンとなった。
悪魔「勇者・アモン」の力を持ち、人間の心を持ち続けるデビルマン登場である
彼は合體に成功したのだ。決して人間の心を失った悪魔にはならなかった！
◆ 第二巻 ◆
デーモン最強の女戦士「妖鳥死麗濡（ようちょうシレーヌ）」の目覚め。
勇者アモンの意識を乗っ取り、アモンの體をアモンの力を奪った人間
すなわち「不動明（デビルマン）」を倒すべく、地獄の案內人
部下「アグウェル」「ゲルマ」を牧村家へと送り込んだ。
アグウェルの仕業により、床へ天井へと吸い込まれていく牧村家の人々。
液體へとその姿を変貌させたゲルマの仕業により、美樹は浴室にて
ゲルマ自身となり変わった湯の中へと體を投じてしまう。
だがしかしデビルマンは、シレーヌの送り込んだ部下などに負ける筈が無い。
アグウェルとゲルマを倒したその後、牧村家の人々と美樹を救い出したその後
安堵していたそのデビルマンの胸をシレーヌの爪が捕らえた。
妖鳥シレーヌとの壯絶な闘いの始まり。
だがデピルマンに最後のとどめを刺すその直前、シレーヌは息絶えてしまう。
デビルマンとの闘いに勝利を確信し、満足しきった微笑みをたたえ、、、
光輝く夕日を全身に浴びて、シレーヌのその姿は限りなく美しかった。
全國各地で謎の“異常殺人”。
デーモンは、人間にその事実を知られることなく著実に侵入してきていた。
人間には、デーモン存在の記憶が無い。記憶が消されているのだ。
また、デーモンは人間と合體をし仲間を増やしてもいた。
昨日まで人間だった奴が、今日はデーモンに変わっている、、、。
家族が友人が、、、。
不動明の元へ、前の家（住居移転前）の隣家に住んでいた女の子
「サッちゃん（推定５歳くらい？）」が遊びに來た。
不動明を慕って、1人で會いにやってきた可愛らしい女の子である。
楽しい再會のひとときを終え、新幹線に乗りサッちゃんは帰宅の途についた。
事件は、新幹線の中で起こった。悪魔「ジンメン」の登場である。
カメの甲羅を持つジンメン。
車中の乗客を皆、食い殺した。そしてサッちゃんも、、、。
甲羅のこぶの一つひとつには犠牲になった人間の、痛みと憎悪に満ちた
顔が浮かびあがり、肉體は死んでもなおジンメンの甲羅の中で
痛みにもがき苦しみながら“意識”が生き続けていた！
「あたしは死んでいるの、気にしないで！おにいちゃん、あいつを殺して！」
自分と知り合っていたばかりにデーモンに狙われ、幼くして命を落とした
サッちゃんの悲痛な叫びを受けて、デビルマンはジンメンを倒した。
ジンメンを倒したと同時に、サッちゃんもまた葬られたのだ。
甲羅は、人の顔をきざんだまま固まっていた。
悪魔ジンメンの甲羅。それは哀しみのデスマスク。
◆ 第三巻 ◆
時間を超えて、悪魔（デーモン）の地球侵略は続く。
人類を地球から消滅させるため、過去へとタイムスリップ
歴史上の英雄たちの心にとり憑く。
人類の歴史を破局へ導かんとする彼等の恐るべき野望。
悪魔が手をくださずとも、人間が人間同士の戦爭によって
自滅への道を歩むべく、人類歴史の“ねじまげ”をはかったのである。
不動明と親友、飛鳥了も時を超えデーモンとの壯絶な闘いを繰り広げる。
ジャンヌダルク、アドルフ・ヒットラー、サモトラケのニケ像
マリー・アントワネット王妃、カスター將軍
実在した歴史上の人物と、その人物にまつわる歴史背景を巧みにとらえ
デーモンから人類を守るべく闘うデビルマンの死闘が描かれる。
時を現代に戻し、明、美樹の通う學園內にもデーモンの手は伸びていた。
常々、2人にまとわりついていた不良グループの心に忍び寄り意識を支配
クモの姿をしたデーモン「ラズバ」の登場。
意識のみ支配された不良グループは、とりついたクモのみをデビルマンによって倒され
人間としての意識を取り戻し命びろいをした彼等は、不動明の協力者となる。
クモの姿をしたデーモン・ラズバは、人間にとり憑き意識をコントロール。
やがてとり憑かれた人間は內臓を食われ血をすすられ、肉をかじられ皮だけの姿と化す。
気が付けば學園中の運動部員がラズバに意識をコントロールされていた。
からみつく糸、クモの結界からの脫出劇。
級友を巻き込んでの學園內での闘いにデビルマンは打ち勝った。
◆ 第四巻 ◆
相手を選別せずに、人間との“無差別合體”をはじめたデーモン軍団。
合體に失敗をすれば、悪魔、人間、その雙方が死へと追いやられる。
理性を持った人間に合體をすれば、デーモンにもデビルマンにもなりきれず
雙方の體が拒絶反応を起こし、死へと向う事は合體の原理である。
理性を失った瞬間、悪魔と合體し、なおかつ人間としての“心”を失わない者
その人間だけがデビルマンとなり得るのである。
拒絶反応により死へ至る者、肉體も心も悪魔になり変わりデーモンと化する者。
自分たちの身の回りで悪魔と化す人間、拒絶反応により醜い姿となり死する者
いつ何時、自分の身にふりかからないとも限らない恐怖に人々はおののく。
「蟲ケラの分際で地球の王者を振る舞い、自然を破壊し
自分らの思い通り地球を改造した 思い上がった蟲ケラどもよ！もはや思い通りにはさせぬ！！」
『悪魔王・ゼノン』の、全人類への挑戦狀である。
政府が打ち出した対策は「悪魔特別搜査隊」の発足であった。
人間に“悪魔”と“人間”の違いなどが見極められるのか、、、。
ノーベル生物學賞・雷沼教授による「悪魔の正體」についての発表。政府への悪魔対策の要請。
「悪魔の正體は人間だ！人間の強い願望が自身の體細胞を変化させた！
現代社會生活の不満が増大した結果、やり場の無い不満を別生物になることで満たそうとしたのだ！
殺せ！現代社會に不満を持つ者を殺せ！悪魔の因子を抹殺すれば悪魔は消える！」
『人間刈りだ！！！』
◆ 第五巻 ◆
全人類と世界の救済を望み、不動明(デピルマン)と共に歩んできた親友・飛鳥了が
突如マスコミを使い「不動明は人類の敵、悪魔だ！」と発言。
人間に追いつめられるデビルマン、不動明。
親友・飛鳥了は氷の世界から二年前によみがえった「墮天使サタン」
催眠能力ですべての記憶を捨て、飛鳥了という人間を選び人間としての心を持ち
人間とし生活した。人間の心を知ることで人間の弱點を探ろうとしたのである。
人間が人間を殺戮。自滅。
サタンの誤算はただ一つ。不動明を愛してしまったこと。
両性具有のサタン。不動明をデビルマンと変貌させてまで共に地獄で生きたかったのだ。
悪魔の肉體を持っても人間の心を持ち続けるデビルマンであることを信じてもらい
牧村家の人々は、身をていしてデビルマンを逃がす。
だが彼を逃がしたことにより牧村夫妻は「悪魔特搜隊」に捕らえられる。
悪魔特搜隊本部、そこには悪魔と稱され捕らえられ拷問にさらされた
見るも無殘な人々の姿。そして、牧村夫妻も、、、息絶えた。
張り付けにされた人間を、悪魔と稱して拷問にかけ殺戮する人間たち。
「俺は體は悪魔になった、、、だが人間の心を失わなかった！
貴様らは人間の體を持ちながら悪魔に！悪魔になったんだぞ！
これが！これが！俺が身を捨てて守ろうとした人間の正體か！地獄へ落ちろ人間ども！」
牧村家に殘された美樹と、その弟にも危険は迫っていた。
「悪魔刈り」と稱して牧村家に侵入し、2人を殺すことだけを目的にした
狂った瞳の人間達と美樹は必死に闘っていた。
「美樹！君がいるかぎり俺は悪魔にはならん！君がいる限り俺は、、、
悪魔人間(デビルマン)だ！！！」
牧村家へと急ぎ戻るデビルマン。そこで彼の見たものは
既に殺害され首も手足も胴體もバラバラの串刺しにされた美樹の姿であった。
生きる希望も、幸福も、生きる意味さえも失ったデビルマン、、、。
「だが！飛鳥了！いや大魔神サタン！俺は貴様と戦わずにはいられない！
人間を守るための戦いではないぞ！地球上に最後に生き殘る者が
デーモンかデビルマンか 勝負だ！サタン！」
哀しみの中、デビルマンはサタン(飛鳥了)との戦いをいどむ。
二十年の時が流れ、我がもの顔で歩き回っていた人間は死に絶えた。
終結したデビルマン軍団、大魔神サタン率いるデーモン軍団との戦い。
飛鳥了と不動明の「愛と憎悪」の戦いを迎える。
戦いに敗れ、下半身は既に引きちぎられ失った不動明が橫たわる。
靜かな濱辺、輝く光の中、墮天使サタン(飛鳥了)は淡々と語る。
自分たちの親である“神”が創った“地球”、、、
地球に生命を吹き込んだ“神”は、生物の進化の中 生れたデーモンを忌み嫌い
自分たちの手で消す事にした。消す事によって失敗を償おうとした。
神の攻撃に備え二百萬年の眠りに入った墮天使サタンとデーモン。
長い長い眠りから目覚め、美しかったはずの地球は人間に汚され
かつて命を賭けて守った自分たちの星“地球”を汚した人間を許せなかった
神が、その醜さから忌み嫌いデーモンを滅ぼそうとした行為と同じく
自分たちは弱者“人間”の生命を奪ってしまった。
許してくれ 明、、、私が愚かだった、、、。
不動明は既に息絶えていた。
「眠ったんだね、、、明。永劫のやすらぎのねむりに、、、、」
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